ピアノを処分する方法を解説! 売却できるピアノの特徴も紹介!
「ピアノを処分したいが、費用がかかると聞いて躊躇(ちゅうちょ)している」という人はいませんか? 不要になったピアノの処分に困っている人はたくさんいます。しかし、まだ新しいピアノならば売却できる可能性もあるでしょう。また、自分で引き取り手を見つける方法もあります。今回は、ピアノを処分する方法を紹介しましょう。
- ピアノは大きく3つの種類に分けられる
- ピアノは粗大ゴミとして捨てにくい
- ピアノの処分方法
- ピアノを売却する方法
- ピアノの処分に関するよくある質問
この記事を読めば、ピアノを処分するタイミングや売却先の選び方なども分かるでしょう。ピアノの処分を考えている人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
1.ピアノは大きく3つの種類に分けられる
家庭で使われているピアノは、大きく3つの種類に分類されます。
- グランドピアノ
- アップライトピアノ
- 電子ピアノ
この中ではグランドピアノが最も大きく、重さもあります。アップライトピアノはグランドピアノに比べればずっとコンパクトですが、複数人でなければ持ちあげることもままならないでしょう。一方、電子ピアノは、1人で持ち運べる製品もあります。
2.ピアノは粗大ゴミとして捨てにくい
ピアノは多くの自治体で「回収不可」となっています。自分でゴミ処理施設まで搬入しても処分はできないというところも多いでしょう。ですから、ピアノは自分で引き取ってくれる業者を探して依頼することが基本です。ただし、電子ピアノならばサイズによっては「粗大ゴミ」として回収してくれる自治体もあります。まずは自治体のゴミ出しルールを確認しましょう。電子ピアノが粗大ゴミとして出せる場合は、出し方も確認してください。
3.ピアノの処分方法
この項では、ピアノの処分方法を具体的に紹介します。どのような方法があるのでしょうか?
3-1.不用品回収業者に引き取ってもらう
エコアースをはじめとする不用品回収業者の中には、ピアノの引き取りも可能な業者があります。ただし、アップライトは引き取り可能だがグランドピアノは不可というところもあるので、見積もりの際によく確認してください。ピアノの引き取り価格は業者によって異なります。また、ピアノは大きいので別途運搬料が必要なところもあるでしょう。さらに、2階の窓から搬出しなければならないといった場合は、クレーンなどが必要になるので、その料金もかかります。
3-2.ピアノ販売店に引き取ってもらう
ピアノを販売する店によっては、古いピアノを引き取ってくれるところもあります。新しいピアノを買い換える場合は無料、古いピアノを引き取るだけの場合は、有料であることが多いでしょう。費用は店によって異なりますが、アップライトピアノで2万円代、グランドピアノで3万~4万円代が一般的です。
3-3.寄付する
ピアノの状態に問題ない場合は、ピアノを寄付することもできます。インターネットを利用してピアノの寄付を呼びかけている団体を探してみましょう。ただし、いきなりピアノを必要としていそうな場所にピアノを持って行ったり寄付を申し出たりしないようにしてください。
3-4.ほしい人に譲る
ピアノをほしい人に呼びかけ、譲る方法もあります。しっかり調律してあるピアノならば、古くてももらい手がつくことが多いでしょう。ピアノの運搬費だけ譲る人に負担してもらうなどの条件をつけてもいいですね。ただし、あまり遠方だと運搬費が高くなるので気をつけましょう。
4.ピアノを売却する方法
では、ピアノを売却したい場合はどうしたらいいのでしょうか? この項では中古でも需要があるピアノや売却方法を紹介します。
4-1.ピアノは状態で判断される
ピアノは定期的に調律をして手入れしていれば、20年以上は使えます。ですから、1980年代に製造されたピアノで、目だった傷や汚れがなく、音が問題なく出るものならば売却できる可能性が高いでしょう。ただし、どれほど丁寧に管理されたものでも、1960年代以前に作られたものは売却が難しくなります。電子ピアノの場合は、製造後5年前後が買取できる限界です。それ以上のものは値段がつかないことが多いでしょう。
4-2.複数の業者から見積もりを出してもらおう
現在は、ピアノを買取りする業者がたくさんあります。見積もりは無料というところも多いので、見積もりを比較してみてもいいでしょう。ある業者では買取不可でも、別の業者では買取可能というケースもあります。見積もりは業者が家まで来てくれる出張見積もりと、ピアノのメーカー・製造年月日・状態・搬出方法などからおおよその見積もりを出す簡易見積もりの2つが一般的です。
4-3.値段がつかなくても処分してくれる業者もある
値段がつかないピアノでも、運搬費だけでピアノを処分してくれる業者もあります。「値段がつかなくても引き取って処分してほしい」という場合は、引き取りも行っている業者を探してください。
4-4.フリマサイト・ネットオークションに出品する場合の注意点
フリマサイトやネットオークションでもピアノは取引されています。しかし、アップライトピアノやグランドピアノは運搬が大変です。個人で出品するなら、1人でも持ち運べる電子ピアノがおすすめでしょう。メーカー・年式・型番・状態を記入し、写真も記載しておくといいですね。
5.ピアノの処分に関するよくある質問
この項では、ピアノの処分に関する質問を紹介します。
Q.ピアノを業者に売却する場合、家まで買取にきてくれるのですか?
A.はい。業者がトラックで引き取りに来てくれます。
Q.状態が悪いピアノでも売却できるとうたっている業者がありますが、信頼できるでしょうか?
A.ピアノはある程度修理ができる楽器なので、修理が可能な状態なら買取してもらえます。ですから、修理設備が備わっている業者ならば、状態の悪いピアノでも引き取ってもらえる可能性があるでしょう。
Q.ピアノをバラバラに分解すれば、燃えるゴミなどになりますか?
A.ピアノは木と金属でできているので、分解すれば自治体で引き取ってくれる可能性はあるでしょう。ただし、ピアノをそこまで分解するには大変な手間がかかるので、おすすめできません。
Q.自治体はピアノを処分してくれる業者を紹介してくれないのですか?
A.自治体のよっては紹介しているところもあるので、確認してみましょう。
Q.ピアノを処分したい場合、どのくらいに日数が必要ですか?
A.業者によっては以来後すぐに見積もりを出してくれるところもありますが、余裕を持って1週間程度とみておくといいでしょう。
まとめ
今回は、ピアノを処分する方法や売却方法を紹介しました。ピアノは処分したり売却したりするのに時間がかかります。不要だとはっきりしたら、できるだけ早く業者を探したり見積もりを依頼したりしましょう。特に、売却したい場合は新しいピアノのほうが高値がつきやすいので、すぐに業者を探すことが大切です。