業務用冷蔵庫の処分方法でお悩みの方へ! 簡単&お得に処分するコツ!
業務用冷蔵庫の処分方法をお探しではありませんか? 業務用冷蔵庫は、大きくて重いのでどんな方法で処分するべきか困りますよね。実は、業務用冷蔵庫は、産業廃棄物扱いになるため、自治体のゴミ回収に出すことができません。そのため、そのほかの方法で処分する必要があるのです。
そこで今回は、業務用冷蔵庫の処分について詳しく解説します。
- 業務用冷蔵庫を処分するときの決まりごと
- 業務用冷蔵庫の処分方法
- 業務用冷蔵庫の買取について
- 業務用冷蔵庫の買取に関するよくある質問
この記事を読むことで、業務用冷蔵庫を簡単に処分するコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.業務用冷蔵庫を処分するときの決まりごと
最初に、業務用冷蔵庫を処分するときに押さえておくべき決まりごとを見ていきましょう。
1-1.業務用冷蔵庫は家電リサイクル法の対象外
業務用冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象外です。家電リサイクル法とは、一般家庭用の家電に使われている資源の有効活用やゴミの削減などを目的とした法律で、メーカーが回収・資源リサイクルする責任を負います。しかし、業務用冷蔵庫は適用対象外となるため、メーカーが回収・リサイクル責任を負いません。したがって、メーカー回収による処分以外の方法を探すことになります。
1-2.フロン回収破壊法とは?
フロン回収破壊法とは、オゾン層を守る・地球温暖化を防止することなどを目的とした法律です。具体的には、業務用冷蔵庫などの業務用冷凍空調機器に含まれる3種類のフロンが対象になります。
- ロロフルオロカーボン(CFC)
- ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
- ハイドロフルオロカーボン(HFC)
また、上記3種類のフロンに関しては、以下のようなことが義務づけられています。
- 大気中にみだりに放出することの禁止
- 機器廃棄の際にフロン類を回収・破壊する義務
- 機器廃棄時の工程管理制度の導入
- 機器整備時の回収義務の明確化
1-3.業務用冷蔵庫は産業廃棄物扱いになる
業務用冷蔵庫は産業廃棄物扱いになり、専門業者に処分してもらう必要があります。また、処分する際には、マニフェストに沿って行うのが義務です。マニフェストとは、産業廃棄物の処理委託に必要な書類のことで、処分過程と所在地が分かるようになっています。業者に処分を依頼するときは、業務用冷蔵庫の処分実績が豊富でマニフェストをきちんと理解しているところを選んでください。
2.業務用冷蔵庫の処分方法
業務用冷蔵庫の主な処分方法について詳しく見ていきましょう。
2-1.業務用冷蔵庫の処分は専門業者に依頼しよう
業務用冷蔵庫の処分は、専門業者に依頼する必要があります。具体的には、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みであることが必要です。無許可営業の業者に依頼しても、マニフェストに沿って処分できません。また、回収後に不法廃棄されてしまう恐れがあります。法律違反に加担することのないよう、信頼できる専門業者に依頼することが大切です。
2-2.業務用冷蔵庫の処分はどんな業者に依頼できる?
業務用冷蔵庫の処分は、無料回収業者もしくは不用品回収業者に依頼することができます。
2-2-1.無料回収業者
不用品回収業者の中でも、不用品を無料で回収し、再販・再資源化することで利益を上げている業者です。回収費用が無料ですが、回収可能な条件が厳しかったり業務用冷蔵庫は対象外となったりすることもあるので注意しましょう。
メリット
- 処分費用がかからない
デメリット
- 状態のいいものでも買取してもらえない
- 回収できるメーカー・モデルが指定されていることがある
- 業者が産業廃棄物収集運搬許可を取得済みである必要がある
2-2-2.不用品回収業者
不用品回収業者でも、不要になった業務用冷蔵庫の処分を依頼できます。業者に連絡して査定を受け、提示金額に納得した場合は、希望回収日時・場所を伝えて正式に依頼しましょう。
メリット
- 都合のいい場所・日時で回収してもらえる
- 資源を有効に活用できる
- 状態によっては買取してもらえることもある
- 業務用冷蔵庫以外の不用品も同時に処分してもらえる
デメリット
- 処分費用がかかる(1回につき数千円程度~)
- 業者が産業廃棄物収集運搬許可を取得済みである必要がある
2-3.信頼できる業者の選び方は?
業務用冷蔵庫の処分は、以下の条件を満たす業者に依頼しましょう。
- 業務用冷蔵庫の処分実績が豊富にある
- 見積もりは無料
- リーズナブルな回収費用
- 希望の日時・場所で回収してもらえる
- スタッフが親切で感じがいい
- 産業廃棄物のマニフェストを理解している
- 産業廃棄物収集運搬許可を取得済み
なお、当不用品片付け埼玉・千葉オンラインでも、業務用冷蔵庫の処分をお受けしています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
3.業務用冷蔵庫の買取について
業務用冷蔵庫は条件しだいで買取してもらうこともできます。
3-1.業務用冷蔵庫は中古需要が高い
業務用冷蔵庫は需要が高く、中古市場で活発に取り引きされています。元値が数十万以上するものが多く、新品で購入するには経費がかかるからです。経費削減のためには、中古品でも構わないと考える人が多いため、特に状態のいいものは高値で買取してもらえることでしょう。
3-2.買取してもらえる条件は?
業務用冷蔵庫で買取してもらえる条件は、以下を参考にしてください。
- 人気メーカー・モデル
- 年式が新しく使用感が少ない
- ひどい汚れ・臭い・破損がない
- 不具合・故障がない
- 購入時の付属品がそろっている
3-3.高額買取が期待できる機種と買取相場
業務用冷蔵庫で高額買取が期待できる機種や買取相場は、以下を参考にしてください。新品価格の10~20%程度が
- ホシザキ(HR-63ZT):15万~20万円程度
- 大和冷機工業(601CD-SA-EC):18万~23万円程度
- パナソニック(SRR-K1861):10万~15万円程度
なお、買取に出すタイミング・状態などにより実際の査定金額は大きく上下します。より詳しい金額を知りたいときは、業者に査定を依頼しましょう。
3-4.汚れをキレイに掃除しなるべく早く売る
業務用冷蔵庫を高く買取してもらうには、以下を参考にしてください。
- 汚れをキレイに掃除しておく
- 購入時の付属品や説明書をそろえておく
- 不要になった時点でなるべく早く売る
- 業務用冷蔵庫の買取を強化している業者に売る
3-5.業務用冷蔵庫を買取に出す方法
業務用冷蔵庫は、業務用調理器具専門買取業者・リサイクルショップ・不用品回収業者に買取してもらえます。
3-5-1.業務用調理器具専門買取業者に売る
業務用調理器具専門買取業者では、業務用冷蔵庫をはじめ、あらゆる業務用調理器具の買取を行っています。買取実績や専門知識が豊富にあることから、安心して依頼することが可能です。複数台の業務用冷蔵庫・調理器具を買取してもらいたいときにもおすすめします。
メリット
- 豊富な専門知識による査定が期待できる
- 買取可能な機種・メーカーが多い
- 都合のいい日時・場所を指定して回収してもらえる
デメリット
- 業務用調理器具以外の不用品は買取してもらえない
- 業者によっては買取不可となっても引き取り処分もできない
3-5-2.リサイクルショップに売る
リサイクルショップでは、再販目的で業務用冷蔵庫を買取してもらえることがあります。特に、業務用調理器具の取り扱いを強化しているところに依頼するといいでしょう。買取を希望するときは、業者に査定を依頼することになります。なお、小さな個人店では、出張査定ができないことを理由に、店頭持ち込み以外買取不可となることもあるので、大型のものは難しいでしょう。
メリット
- 中古品として新たな持ち主を探してもらえる
- 買取依頼から代金受け取りまでが早い
- 業務用冷蔵庫以外の買取も依頼できる
デメリット
- 買取不可の場合は引き取り処分もできない
- 店頭持ち込みだけ可能な業者も多い
3-5-3.不用品回収業者に売る
不用品回収業者でも、業務用冷蔵庫の買取を行っている場合があります。まずは、買取対象品目か確認し、査定依頼をしましょう。買取可能で、提示金額に納得した場合は、業者と回収日時の調整をしてください。
メリット
- 都合のいい日時・場所を指定できる
- 業務用冷蔵庫以外の不用品も同時に処分できる
- 自分たちで運ぶ手間がかからない
- 買取不可でもそのまま引き取り処分を依頼できる
デメリット
- 買取不可の場合は回収費用がかかることがある
3-6.悪質業者に注意すること
悪質業者には、十分に注意してください。特に、以下のような特徴がある業者とは契約してはいけません。
- 突然訪問してきたり電話をかけてきたりする
- 「査定だけなら無料」を強調する
- 適当な査定・理由により相場より安い価格を提示する
- 産業廃棄物のマニフェストを理解していない
- 身分証を提示しない
- スタッフの態度が悪い
- 口コミ評価が悪い
- きちんとした自社ホームページがない
- 産業廃棄物収集運搬許可を未取得
4.業務用冷蔵庫の買取に関するよくある質問
最後に、業務用冷蔵庫の買取に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.買取直前まで使ってもいいですか?
A.おすすめしません。突然の故障や不具合が発生し、買取不可とあることもあるからです。また、直前まで使用すると庫内に水が残り、業者が運び出す際に水漏れや故障の原因になります。
Q.買取を中止したいときはどうする?
A.まずは、業者に連絡してください。業務用冷蔵庫を業者が引き取る前なら、取り引きを中止できる可能性が高いでしょう。ただし、すでに業者が回収後で、次の転売先が決まっているなどの場合は、中止できない可能性があります。
Q.なるべくスムーズに査定してもらうコツは?
A.業者に査定を依頼するときに、以下の情報を伝えるといいでしょう。正確に伝えると、業者が査定しやすくなります。
- メーカー・型番
- 製造年月
- 付属品の有無
- 傷や汚れなどマイナスポイント
Q.想定より買取価格が査定時より大幅に低くなる理由は?
A.以下を参考にしてください。
- 査定時に見落としていた重大な欠点が見つかった
- 中古市場での需要が大幅に減少した
- 単純な記入ミス
なお、査定金額に不満があるときは必ず業者に確認し、説明を受けましょう。説明を受けても納得できない場合は、取り引きを中止し、ほかの業者に改めて査定を依頼してみるのもいい方法です。
Q.複数の業者に査定を依頼するメリット・デメリットは?
A.以下をご覧ください。
メリット
- より高く売ることができる
- 対応の迅速さなどで業者の質を見極めやすい
デメリット
- 査定の手間や時間がかかる
- 契約しない業者からしつこい営業を受ける可能性がある
まとめ
今回は、業務用冷蔵庫の処分について詳しく解説しました。業務用冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象外ですが、産業廃棄物扱いとなるため、自治体回収でゴミとして出すことができません。そのため、不用品回収業者などに処分を依頼することになります。なお、業務用冷蔵庫でも、まだ十分に使えるものは、中古品として業者に買取してもらうことが可能です。まずは、高価買取にポイントを参考に準備し、業者の査定を受けてみるといいでしょう。