一人ひとりが環境保護!ペットボトルのリサイクルってどんなもの?


地球汚染や環境問題が深刻化している今、環境保護のために何ができるでしょうか。何かしなくてはいけないと思っていても、実行に移せている人は少ないです。何をしていいのかわからない人も多いでしょう。

しかし、実際に個人でできる活動は限られています。大きな環境保護活動をしなくても、毎日の生活の中でちょっと意識を変えるだけでいいのです。一人ひとりができることから、始めてみてはどうでしょうか。

明日からでもすぐ始められる活動のひとつが、ペットボトルのリサイクルです。普段から飲んでいるペットボトルを、そのまま捨てずにリサイクルしましょう。ちょっとした心がけでできる活動なので、ぜひ明日から始めてください。今ペットボトルが近くにある人は、すぐに始めましょう。

今回は、リサイクルするペットボトルの種類から、リサイクルされたペットボトルがどうなるのか、そしてエコキャップ活動の意味や、これからのペットボトルリサイクルが抱える課題など、ご紹介します。

目次

  1. リサイクルするペットボトルの種類
  2. ペットボトルは何になる?
  3. エコキャップとは
  4. ペットボトルリサイクルの課題
  5. まとめ

1.リサイクルするペットボトルの種類

ペットボトルは、中にどんな飲料を入れるかによってタイプが異なります。内容液をペットボトルに詰めて完成ですが、完成のための充填(じゅうてん)方法によっても、必要なペットボトルは変わるでしょう。今回は内容液や充填(じゅうてん)方法によるペットボトルの違いから、種類をご紹介します。

1-1.ミルク入りのコーヒーや紅茶、お茶のペットボトル(無菌充填ボトル)

無菌充填(じゅうてん)ボトルは、別名アセプティクボトルと呼ばれています。いわゆる一般的なペットボトルです。常温で充填(じゅうてん)するので、温度差や圧に耐える必要がありません。そのため、ほかのペットボトルと比べると軽量で薄く作ることができます。しかし、飲料を入れるため、ある程度の強度を維持する必要はあるでしょう。省資源で軽量化が進む中、ペットボトル自体に強度が増すよう、適度なくぼみや溝、へこみがあります。

1-2.果汁ジュースやスポーツドリンクのペットボトル(耐熱ボトル)

高温で充填(じゅうてん)をするため、高温に耐えられ、なおかつ中身が冷えた後の体積変化に耐えられる強度が必要です。体積変化による減圧を吸収するパネルが、ペットボトルの胴に備わっています。

1-3.炭酸用のペットボトル(耐圧ボトル)

炭酸の入ったペットボトルを開けると、シュワシュワと音がします。炭酸ガスがペットボトル内に充満しており、空気が入った瞬間外に飛び出ることで起こる音です。

炭酸の入った飲料をペットボトルに入れる場合、ペットボトルは炭酸ガスが起こす内側の圧力に耐えるものでなくてはいけません。ペットボトルの種類としては、耐圧ボトルと呼びます。

ペットボトルの形は、表面がツルツルしていてあまり凹凸を感じられず、丸くて硬いです。底は花が咲いたように花弁の形状になっています。口の部分が透明なのも、炭酸用ペットボトルの特徴です。

1-4.果汁炭酸ジュースのペットボトル(耐熱圧ボトル)

炭酸用の耐圧だけでは、果汁飲料の充填(じゅうてん)に耐えられません。そこで、必要なのは耐熱圧ボトルです。形状は耐圧ボトルとほとんど似ていますが、口の部分は白いのが特徴でしょう。中身の除菌をするため、高温の温水シャワーをかけるので、外(そと)からの熱に耐えられるよう工夫されています。

2.ペットボトルは何になる?

2-1.マテリアルリサイクルの場合

マテリアルリサイクルとは、ペットボトルを回収した上で違う製品を作るリサイクル方法です。マテリアルからマテリアルへ、つまり物から物へという意味で名前がつきました。ペットボトルを使ってできた製品は、意外と身の回りに多いです。

シート

卵パック、クリアファイル、名刺、防草シートなど

繊維

手袋、カーテン、テント、スーツなど

成形品

洗剤ボトル、文房具、ベンチなど

基本的にマテリアルリサイクルは、シート、繊維、成形品と3つの種類に分かれているのです。ボトルを8mm角ほどに細かくしたフレーク、もしくは粉のように小さくしたペレットから、製品化は始まります。

2-2.ボトルtoボトルの場合

2004年からペットボトルをもう一度ペットボトルに変えるという、リサイクルの取り組みが始まりました。方法が2種類あり、ケミカルリサイクルとメカニカルリサイクルに分かれます。ケミカルリサイクルは、化学的な方法で分子化し、通常のペットボトルを作る工程と同じ道筋を通り、ペットボトルに生まれ変わってくれるでしょう。メカニカルリサイクルは、細かく砕いて高温殺菌をし、キレイにした状態で溶かしてペットボトルを形成する、という方法です。

ペットボトルが次々と製造され消費していく中、ペットボトルをもう一度ペットボトルにするという取り組みは、年々注目されています。

3.エコキャップとは

3-1.エコキャップ運動について

エコキャップ運動は、NPOエコキャップ推進協会が主導しておこなっている取り組みです。神奈川県の女子高生が、「ペットボトルのキャップを捨てるのはもったいない」と考えたことから始まりました。キャップを集め、その売却利益を使って世界の子供たちにワクチンを贈る、というのが目的です。NPOエコキャップ推進協会以外にも、イオン株式会社や全国障害者福祉援護協会、エコキャップ協会も活動しています。

3-2.気軽にできるエコ活動

エコキャップ運動は、参加に特別な条件がなく、誰でも気軽に参加できるエコ活動です。何かしたいけど、何をすればいいかわからない…という人は、まずエコキャップ運動から始めてみてはどうでしょうか。

エコキャップの回収ボックスは、さまざまな場所に設置されています。ペットボトルキャップを回収ボックスに入れるだけなので、とても簡単です。

3-3.エコキャップ運動の問題点とは?

エコキャップ運動で世界の子供にワクチン寄付ができると信じ、みんながエコキャップ運度に取り組んでいました。しかし、2013年9月からエコキャップ推進協会の売り上げは、ワクチン寄付に使われていなかったことが判明したのです。売り上げは障害者の雇用整備などに使ったとの事実が判明しました。JCVという世界の子供にワクチンを届ける窓口である協会が、エコキャップ推進協会に対し事業報告をしなかったため、エコキャップの寄付をやめたとのことです。事前に説明なくやめてしまうと、ワクチンを届けられると思ってエコキャップ活動に参加してきた人たちは裏切られた気持ちになるでしょう。

また、キャップを1キロリサイクルするたびに2キロのCO2が発生するとか、送料がワクチン代の10倍もかかるといった問題に直面しています。

こうした問題をどう解決していくかが、エコキャップ運動の問題点であり、考えるべき点ではないでしょうか。

4.ペットボトルリサイクルの課題

4-1.3Rの循環化社会を作る

3Rは、リサイクル、リユース、リデュースの頭文字をとってできた言葉です。リサイクルだけではなく、ペットボトルのリユースやリデュースもこれからの課題となるでしょう。ごみとして出すものが資源となり、再び製品を生み出すという循環化社会が、今よりもっとスムーズになることが理想です。

そのために、ペットボトルリサイクルといういろいろな人が気軽に参加できるエコ活動を広めていけるといいでしょう。

4-2.リサイクルの質、リサイクル率の向上

リサイクルといっても、質が悪くては意味がありません。環境にどれぐらいいい影響が与えられているのかを考えることこそ、質の向上を目指すきっかけです。また、リサイクル率をさらに向上していけるよう頑張りましょう。多くの人がリサイクルペットボトルを意識し、生活できる環境が理想です。

4-3.リサイクル事業を明確にする

一人ひとりが参加するリサイクルですが、本当にリサイクルされているか不安になります。リサイクルした以上は、その先でどうなっていくのかが気になるでしょう。

リサイクル事業をする側(がわ)が明確にすることで、信頼してリサイクルを任せることができます。

まとめ

いかがでしたか?

  • リサイクルするペットボトルの種類
  • ペットボトルは何になる?
  • エコキャップとは
  • ペットボトルリサイクルの課題

ペットボトルは身近なものなので、一人ひとりがリサイクルを心がけましょう。ペットボトルがどのようにリサイクルされ、よみがえるかを知ることで、リサイクル品にも興味が湧きます。ペットボトルを使ったリサイクル品が家にないか、探してみてください。

これからも課題を残しているペットボトルリサイクルですが、多くの人が意識するだけで環境保護になります。

ペットボトルは必ずリサイクルする、キャップをつけたまま捨てないなど、少し活動を意識してみましょう。


365日
年中無休即日対応もOK 相場より20〜50%も安い格安不用品片付けサービス